ACTION
ALBUM:
『SPEEDWAY』(2007/12/5)
LIVE:
REMASTER (2007/12/3)
play SPEEDWAY and TK HITS!! (2008)
Incubation Pediod (2012/4/24,25)
NOTE:
『SPEEDWAY』1曲目にして2007年当時の小室哲哉の苦悩が随所に見られるような歌詞の曲である。
サウンド的に最も印象深いのはやはり小室哲哉によって幾重にも重ねられたコーラス。
CD版のサビはウツは歌っているのか?というくらい小室哲哉の声がインパクト大。
REMASTERでは、発売前の『SPEEDWAY』からこの曲が演奏された。
全般的にこのライヴでは小室哲哉のコーラスの場面は少なめだったように思うが、
この曲ではコーラスをとっている。
後半の北島健二によるソロが、個人的には前向きなエネルギーを非常に感じられて気に入っている。
2012年のIncubation Periodでは、2日とも2曲目に演奏された。
1曲目がそれぞれ「Fool On The Planet」と「We Love The Earth」と、ストーリー上の要素(地球に降り立った意味合い)を担っていたと思われるため、事実上この2曲目の「ACTION」が、活動再開の所信表明だったのではないだろうか。
この時は小室哲哉もバリバリにコーラスをかぶせてきている。
原曲ではストリングス系とエレピ音色の印象があったが、今回はリード系やディストーションギター系の音色で攻めてきており、全体的に力強い演奏で印象深かった。
YOU CAN FIND
ALBUM:
『SPEEDWAY』2007/12/5
MUSICIAN:
小室哲哉(Piano)
NOTE:
1記事目は、IDやブログタイトルにもしたこの曲について。
小室哲哉19歳の時に、地元の先輩ミュージシャンであった故 阿部晴彦氏の依頼によって作詞されたものを基にしたInstrumental。
詩からは「ELECTRIC PROPHET」や「17 to 19」に続く小室哲哉元来のロマンチシズムが溢れている。
2007/12/23放送のテレビ東京 ”みゅーじん”では、
「この頃の野心やエネルギーを持ってろと(略)(19歳の自分に)怒られた気がした」という趣旨の発言をしている。
「ACTION」では
”過信という名の開き直りから 自分が許せない
出来ることなら 出来ないことでも 悔しさを残すより まず1歩走り始めた”
と綴られ、小室哲哉の当時の苦しさが垣間見えるが、
この「YOU CAN FIND」では若かりし日の自分に喝を入れて欲しかったのだろうか。
このあたりの苦悩がのちの「I am」へ繋がるステップとなったのだろうと感じられる。
タイトルにしておきながらも、決して好きな曲の上位というわけではない本曲だが、TM NETWORKの過去と未来をまさにタイムマシンのように繋ぐ、シンボリックな1曲である。